5) 頭蓋を正す操作

 頭蓋の左前出を正し、脳を活性化し特に脳幹の機能を高めます。
図11.頭蓋を正す操作

【概念】 頭蓋を正すと、ホルモンの分泌や自律神経失調症にも良い。

 頭蓋を正す操作は、頭蓋の左前出を正すものです。それによって脳の
 働きが活性化し、特に脳幹や脳神経の働きが向上します。頭蓋の大き
 な変形は赤ちゃんに多く、脳幹や脳神経《骨盤の歪みと四大病理、脳底
 :脳幹と脳神経、参照》の障害となります。

 前述したように頭蓋骨の一部は脳下垂体や視床下部と密接な関係に
 あります。よって、頭蓋を刺激することで、ホルモンの分泌を促したり、
 自律神経の調整や強化にも役立ちます。


【概要】 頭蓋を正す操作は9ヶ所です。

  頭蓋に押圧操作するのは9ヶ所です。図の(T)から(\)です。
  9ヶ所共、押圧操作の要領は同じです。

 (T)〜([) ・・・の8ヶ所は、「図9、脊柱を正す操作」のように馬乗りです。
          各々の操作は一回です。

 (\)・・・・・・・・・最後の1ヶ所だけ、ママは赤ちゃんの背後から行います。
           (\)の操作は3回ほどです。

 (注)・・・・・・・・・普通、ヒトの頭蓋の歪みは「左前出」ですが、赤ちゃんの
           場合、お母さんの骨盤が悪く難産で、骨産道の異常な圧
           迫とか、何らかの原因で、時々「右前出」の赤ちゃんが
           います。その場合(\)の操作では、赤ちゃんは「右手を下
           にした」横向きで押圧操作します。
            頭蓋を正す操作に先立ち、次に示す、「赤ちゃんの頭
           蓋の確認!」をして下さい。 


【注意】 赤ちゃんの頭蓋の確認!

図12.頭蓋の歪み

  ヒトは骨盤の仙腸関節がズレることで骨盤が歪みます。その場合、左右
 の寛骨の偏位に違いが表れます。当初、右の寛骨が上に変位し、骨盤全
 体が左に傾き、同時に、左の寛骨が後方に傾斜しながら、仙骨の左側を
 前方に押し出します。よって仙骨は右旋回し、仙骨に連結している脊柱も
 右旋回をします。
  上図は全て左右の肩を基本軸にして、首が右旋回した場合を図示しま
 したが、現実には骨盤を基本軸にして、腰で右旋回している人が多くいま
 す。
  また、脊柱が変形することで、脊柱に支えられる頭蓋は余分な応力を受
 けます。頭蓋が受ける余分は応力により、高齢になれば、左前出(B)のよ
 うに、頭蓋が右旋回すると同時に、左頬が前出した頭蓋(顔面)に変形す
 る人が多くなります。更に、頬骨の前出だけでなく、目や口の大きさなど左
 右の顔のアンバランスも起こります。
  しかし、赤ちゃんのうちは左前出(A)のように、頭部が右旋回しているだ
 けで、頭蓋(顔面)は全く変形せず正常な子もいます。一方、ママの骨盤
 が悪く難産で、骨産道の異常な圧迫とか、何らかの原因で、時々「右前出
 」の赤ちゃんがいます。よって「頭蓋を正す操作」の前に、赤ちゃんの頭蓋
 の確認をして下さい。
  ここで、左前出(A)の赤ちゃんは、「頭蓋を正す操作」は必要ないと考え
 るママもいると思いますが、脊柱が右旋回する応力はすべての赤ちゃん
 が受けていますので、例外は有りません。

【回復】 痛がる赤ちゃんも快感に変わる。

  病弱や難病の子は、からだを刺激されると、非常に痛がり嫌います。特
 に頭は痛くて嫌います。初めのうちは軽く行って下さい。骨盤の矯正が進
 むに従って、頭蓋も柔らかくなり痛がらなくなります。すると、押圧も平気で
 す。押圧も快感に変わってきます。

  将来、近視、鼻づまり、花粉症、難聴、頭痛、不眠症、三叉神経痛《骨盤
 の歪みと四大病理・三叉神経痛、参照》など頭部の疾患に罹りません。大
 脳や脳幹、脳神経の障害だからです。脳幹や脳神経は頭部だけでなく、
 内臓や全身の生命機能も支配しており、最も重要な部分です。




【操作】 (T)〜(\)の操作



(T) 額の押圧操作

<赤ちゃんの姿勢>

(1) 赤ちゃんは仰向けで寝ます。

<ママ>

(2) ママは馬乗りで両膝を開いて腰を浮かせて構えます。

(3) ママの左手は赤ちゃんの右頬の横側に添えます。右手を赤ちゃんの
   額(ひたい)にそっと乗せます。

(4) 腰の移動で右手に押圧を加えながらツメの体勢が整ったら、3秒ほど
   の持続圧を赤ちゃんの額に加えます。「ハーッ」と。持続圧の方向は赤
   ちゃんの頭頂です。

(5) 左手は、右手を滑らせたり、バランスを崩さないために赤ちゃんの右頬
   に添えるだけです。



(U) 両頬骨の押圧操作

<赤ちゃんの姿勢>

(1) 赤ちゃんはそのまま仰向けです。

<ママ>

(2) ママもそのまま馬乗りで、両膝を床に付け腰を浮かせて構えます。

(3) 左右の手を赤ちゃんの左右の頬骨に、ふわっと顔を包むように添え
   ます。

(4) 腰の力で左右の手に押圧を加えながら、ツメの体勢が整ったら、三
   秒ほどの持続圧を頬骨に加えます。「ハーッ」と。

(5) 持続圧の方向は真下です。



《準備》 (V)、(W)、(X)の姿勢と、左側頭部の押圧の位置。

(1) 赤ちゃんは右手を下にし、横向きに寝ます。

(2) ママは馬乗りで両膝を開いて、腰を浮かせて構えます。

(3) 押圧するのは三ヶ所です。

   (V) 頭の上端部

   (W) 左頬骨部

   (X) 後頭部



(V) 頭の上端部の押圧操作

<ママ>

(1) 左手を赤ちゃんの額側(ひたいがわ)にそっと添えます。右手は赤ちゃ
   んの頭の上端部に乗せます。

(2) 腰の力で右手に押圧を加えながら、ツメの体勢が整ったら三秒ほどの
   持続圧を加えます。持続圧の方向は真下です。



(W) 左頬骨部の押圧操作

<ママ>

(1) 左手を赤ちゃんの左頬骨部を包むように乗せます。右手はバランスを
   取るために、赤ちゃんの後頭部に添えます。

(2) 腰の力で左手に押圧を加えながら、ツメの体勢が整ったら3秒ほどの
   持続圧を加えます。持続圧の方向は赤ちゃんの頭の中心方向です。



(X) 後頭部の押圧操作

<ママ>

(1) 右手を赤ちゃんの耳の後ろ、後頭部にそっと乗せます。左手はバラン
   スを取るために赤ちゃんの頬骨部に添えます。

(2) 腰の力で右手に押圧を加えながら、ツメの体勢が整ったら3秒ほどの
   持続圧を加えます。持続圧の方向は赤ちゃんの頭の中心方向です。




《準備》 (Y)、(Z)、([)の姿勢

(1) 赤ちゃんは左手を下にして横向きに寝ます。

(2) お母さんは馬乗りで両膝を開いて腰を浮かせて構えます。



(Y)、(Z)、([)の押圧操作

(1) 赤ちゃんの右側頭部を(V)、(W)、(X)の要領で行って下さい。



(\) 右後頭部の押圧操作  (右前出の赤ちゃんは反対側の押圧
   です。)


<赤ちゃん>

(1) 最後に、赤ちゃんはそのまま、左手を下にした横向きで寝ます。

<ママ>

(2) 赤ちゃんの頭部の背面にまわります。後頭部に向き合う位置で、両膝
   を床に付けて腰を浮かせて構えます。

(3) ママは両手を重ね、赤ちゃんの耳の後ろ、右後頭部に乗せます。

(4) 腰の力で両手に押圧を加えながら、ツメの体勢が整ったら、3秒ほどの
   持続圧を加えます。持続圧の方向は赤ちゃんの左頬骨です。

(5) ママの両手を赤ちゃんの後頭部で、少しずつずらしながら、3回ほど押
   圧操作して下さい。

   以上ですべて終了です。

【要点】 頭蓋を正す操作のうち、最も大切なこと。それは、最後の「(\)右
   後頭部の押圧操作」です。また、その要点は持続圧の方向です。つま
    り、右後頭部から左頬骨に向かって押すことです。

【補足】 肩脱臼と股関節脱臼の対応について

  初めに、赤ちゃんの症状で肩脱臼と股関節脱臼と記載しましたが、操作
 では、何もふれませんでした。軽度の脱臼であれば、五つの治療で十分
 に効いています。つまり、胸鎖関節を正す操作で、肩から手の指先までの
 関節に効きます。また、仙腸関節を正す操作で、股関節から足の指先ま
 での関節に効きます。

  尚、完全に脱臼している状態では、脱臼部分を固定し、ただちに整形外
 科医に行って下さい。どうしても自分でする必要のあるときは、肩脱臼は、
 仙腸関節を正す操作と胸鎖関節を正す操作をしてから、赤ちゃんを仰向
 けで寝た状態で、お母さんの両足裏を赤ちゃんの首と脇の下に当て、赤
 ちゃんの手を両手で掴み、横方向に腰の力で、5秒ぐらいゆっくり引っ張り
 、ゆっくり5秒ぐらいでもどします。赤ちゃんが痛がっても、落ち着いて十分
 に引っ張ります。もどすのも同じです。「はめこむ」ことを考えなくとも、「お
 さまる」ところにおさまります。

  股関節脱臼は、仙腸関節を正す操作をしてから、赤ちゃんを仰向けで寝
 た状態で、お母さんの両足裏を赤ちゃんの股の辺りを挟むように当てが
 い、赤ちゃんの足首を両手で掴み、ゆっくり5秒ぐらいで腰の力で引っ張
 り、ゆっくり5秒ぐらいでもどします。赤ちゃんが痛がっても、落ち着いて十
 分に引っ張ります。もどすときも同じです。すると「はめこむ」ことを考えなく
 とも「おさまる」ところにおさまります。
←BACK  NEXT→


TOP院長プロフィール医学の盲点は免疫力の軽視骨盤の歪みは万病のもと(原因)
人はこうして病気になる骨盤矯正(骨盤調整)のここがスゴイ!ママは治療師
顔はほてるし手足は冷えるわけお尻からおおきくなり太るわけ
ゴムバンド健康法施術写真回復事例ご案内お問い合わせ


岐阜県岐阜市白菊町3−14マルイチビル2F   058(232)5036

Copyright (C) 2005 Pelvic Health Center All Rights Reserved.