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万病といわれる病気や障害の多くは、骨盤の歪みが原因になっている。
骨盤の歪みで発生する病理は下記の四つに分けられる。
疾患の原因の多くは、四つの病理が交錯する場合が多い。
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@「骨格の歪み」は関節を狂わす。たとえば股関節症とかO脚(膝痛)などで、
骨頭の一部分に力が加わると骨頭の軟骨を磨耗させる。また関節は、関節
包で守られ中に滑液(かつえき)が満たされているが、関節包が緊張し炎症を
起こしたり、軟骨のカスで滑液が濁り悪循環が起こると、滞留し、水が溜まると
いうことになる。さらに、「脊柱を歪める三応力」が大きくなると、背骨などの
圧迫骨折が簡単に起こる。
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A「体内腔の歪み」。内臓とか脳はそれぞれの部屋に住み分けている。その
部屋を体内腔と呼んでいる。たとえば頭蓋腔、鼻腔、胸腔、腹腔、骨盤腔など。
難病の人の頭を、枕を敷き布団の上で押しても非常に痛がる。頭蓋腔が
「左前出」の変形をしている。四角形が少し菱形のようになっている。そのこと
で脳がダメージを受けているから痛いのである。脳は生命の根源であり司令
塔である。だから頭蓋腔の歪みで難病になる。(脳底:脳幹と脳神経 参照)
鼻腔、副鼻腔の内面は、連続する鼻粘膜で被われ、自律神経や血管が
走っている。粘膜の表面は線毛がびっしり生えて、自律神経の働きで粘液
が分泌される。変形すると粘膜が緊張して機能しない。ほこりが付着したり
菌が繁殖しやすい。その結果、蓄膿症、鼻血、花粉症、鼻炎などになる。
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B「筋の萎縮」は、肩こり、腰痛、疲れやすさを招く。その他最大の障害は
血行を悪くし、器官や内臓をじわじわと悪化させる。たとえば、筋の内外には
気の遠くなるほど血管やリンパ管があり循環している。血流が悪くなれば
高血圧や循環器障害を起こす。心臓の動脈に動脈硬化を起こすと、狭心症
や心筋梗塞。また脳では脳卒中を起こす。
「筋の萎縮パターン」は累加し最も強く出るのは末端筋の萎縮である。
アトピー、腱鞘炎(けんしょうえん)、リウマチは末端筋の萎縮が原因である。
アトピーは初期に肘(ひじ)や膝(ひざ)のくぼみや手がかさかさになる。筋
は骨の末端に多く固定する。縮んだ筋の末端には大きな力が加わるからで
ある。リウマチも同様に手足の末端に出る。末端筋は負担で炎症を起こす。
関節もやられる。冷たい水や寒気、猛訓練はよくない。
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C「神経も萎縮する」。私は若い頃、秋田で冬の深夜、外に出た瞬間、左眼下
に焼き火箸を刺されたような激痛が走った。手で押さえうずくまる。後頭部に
強い疼痛を生じ耳後部に放散する。三叉神経痛である。
左眼下の痛みは、暖かい部屋から急に外気で冷やされた頬が縮み、「神経
も縮み」、顔面骨の眼窩下孔で神経が「こすられた」痛みである。神経は神経
繊維から成り強い組織である。私は度々痛んだ為か、左眼下に腫瘍が出来て
一向に治らず切除したら癌だった。強い刺激の為だろう。この痛みは骨盤矯正
を受けるようになってからは起こらない。
坐骨神経は坐骨孔を出て、膝付近で名称を変え、足指末端まで分布する人体
で最大最長の神経である。神経の根元は骨盤である。骨盤が歪むと、坐骨神経
の根元が臀部(でんぶ)の筋肉と共に縮む。下肢筋肉も「萎縮パターン」を起こし
て末端まですべて萎縮する。末端は萎縮が強い。よって根元と末端の神経の
綱引きが起こる。坐骨神経は親指ほどの太さで強力に痛む。この坐骨神経痛は
骨盤矯正・整体で骨盤の歪みを正せば確実に回復する。
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