小学2年 女子   

〜私話せるようになったの〜

     
 腰痛、膝痛、斜視、目のクマ、発声が悪く話が分からない。特殊学級を勧められていた。誕生から小学2年生まで、大垣、岐阜から名古屋の病院を尋ね歩いた。最後に名古屋の大学病院で、喉の手術をうけた。その医師から「今後、月に2回通院しなさい。」と言われて、お婆さんは大変な剣幕で怒った。「私の孫をおもちゃにする気か。」 というのは、自分の子に不具な子がいて、方々の医院や治療所に通い、散々苦労を重ねて、十分とは言えないが立派に育て上げた経験があったからです。そのお婆さんが言うには、「どんな良い治療を受けても15日に1回では絶対に治るわけがない。」と。

 女の子は、2年生の秋から3年間、3日に1回休まず来院した。「ガギグゲゴ」など濁音が特に言えなかった。5年生の秋頃から「おじいちゃん。」と、はっきり言えるようになった。斜視、目のクマも治った。発声障害、斜視は脳神経の障害で、目のクマは血流不足によるうっ血です。

 腰痛、膝痛も治った。運動会でも、2年生の時はいつもビリだったが、5年生になる頃は、1等賞やリレーの選手にも選ばれた。通知表も×、△から、○、◎が多くなり私に通知表の報告をした。時々宿題の相談も受けた。もちろん一般学級です。
 お婆さんは、「むかし、子供を育てる時、岐阜に骨盤院があったらなあ。」と、何度も話された。

                              
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